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御成門新報公式サイトオープン

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近代から現代に至るまで、人類社会の発展を支えてきたのは科学技術の発展でしたが、その基礎は 17世紀にデカルト•ニュートンによって確立された近代合理主義に立脚した近代科学の上に基づいています。それは「機械的世界観」と「要素還元主義」を柱とする思考の枠組み(以下パラダイム)で成立している学問です。機械的世界観とは「世界がいかに複雑に見えようとも結局は一つの巨大な機械である」という捉え方を指します。要素還元主義とは「人間が何かを認識する時にその対象を単純な部分の要素に分類•分割し、その分類した要素を詳しく調べ、問題があればその部分を修復し再び元の形に戻せば良い」という捉え方です。この2つのパラダイムは世界が農業化から工業化へ変化していく中で「無ければ造るしつくれば売れる」という状況の中、恐るべき切れ味をみせました。

 ところが、この 2つのパラダイムは今、息切れを起こしています。それは機械的世界観においては「全体を部分に分割する都度、全体に内に含まれる大事な何かが失われていく」、要素還元主義においては「重要でないと考えられる要素は捨て去っていく事にならざるを得ず、何が重要で何が重要でないかの判断は当事者が所有する思考の枠組みによって独断的に決められてしまう」という各々の限界点が見え始めているからなのです。つまりこれらは 2項対立の思考、分離分割の思考とも言え、主観と客観や全体と部分をそれぞれ対照的に分析的に捉えてその反対の一方を捨て去るという思考形式では現代事象が捉えられなくなってきた事を指すのです。

 しかし、よく考えてみるとみるとこれらのパラダイムは近代に発生したものです。そしてその近代のパラダイムという眼鏡をかけて現代を理解する事自体に無理があるのではと私たちは考えました。

 そこで私たちは かつての偉大な先人達のように、メディア運営を通して現代にふさわしいパラダイムを「独立不覊、不偏不党、官民調和」に基き、知足利他の視座で読者の皆様と創成していきたいと考えるに至ったのです。
御成門新報は読者と共に現代そして未来へのパラダイムを紡いでいくオープンエンドのインターネットメディアを目指し歩んで参りたいと考えています。

不都合な事実―日本政府部門は平成23年度に債務超過に

国民経済計算によると、平成23年度に一般政府はマイナス17.6兆円の債務超過となった。平成24年度の一般政府部門の資産は1,092.6兆円(非金融資産574.6兆円のうち土地119.3兆円、金融資産518.0兆円)に対し、負債は1,131.4兆円で、マイナスは38.8兆円と拡大した。因みに、正味資産(国富)3,000.3兆円のうち非金融法人企業は649.9兆円、金融機関は89.1兆円、個人事業含む家計は2,232.7兆円、対家計民間非営利団体は67.4兆円で、企業も家計も全体として健全である(以上、平成24年度国民経済計算確報ストック編ポイント平成26年1月17日及び2012年度国民経済計算2005年度基準・93SNAストック編一般政府より)。

日本の国債はGDP比で約200%、日本の累積債務は1,000兆円を超えた。歳入の半分は国債発行による収入であり、一般政府部門は財政的に惨憺たる状況にあると認められよう。

 債務超過は破産手続きの開始の原因となる。債務超過でも将来の期待収益が見込まれ、資金の出し手がいれば、直ちに破産・倒産という事態には至らない。

 平成24年3月10日に財務省が発表した1月中の国際収支状況速報によると経常収支は1兆5,890億円の赤字で、過去最大と言え、赤字が4ヶ月続くのも初めてとなる。円安で輸入価格が膨らむ一方、輸出が伸び悩み貿易赤字が続く。財政赤字との「双子の赤字」が懸念され、国内での国債消化が難しくなることも否定できない。


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著者紹介

阿部 博人 (あべ ひろと)

企業社会責任フォーラム代表理事。

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